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縦スライドの仕上げのスピードコントロールは、コブの奥ゆき乗り上げのズババババーン!2025/12/14白馬五竜コブレッスンレポート

2025.12.14
初級2
テーマ 縦スライド
担当 松谷

今日のテーマは初級にある中では一番難しいと思います。

ズルドン脱却や、コブの凹みを滑りたい。春コブ攻略や、ちょっと縦願望などなど、いろいろありますが、縦スライドを習得しないと夢は近づいてきません。

縦スライドはトップが下、テールが上の状態でスライドさせていくことですね。

まず、ハの字の半制動をやりました。

大事なのは、

スキーのトップを内側に動かしスキーに角度をつけること、

ハの字にも前後差をつけることです。

スキーのトップを扱うには、つま先抜重をして、つま先をおヘソの前に入れ込んで来るような足のひねりが必要でしたね。

踵を外に押し出し、テールを動かすと腰の下から足が外れて荷重するには、何らかの動作をしなくてはいけません。
足の位置を変えずにつま先で方向転換すると荷重が素早く効く事が感じてもらえたかなと思います。

足の操作に加えて、大事なのは前傾とウエイシフトです。

縦スライドはコブの裏をスキーを横に向けすぎずにスライドをする方法なので、斜の変わり目に遅れない前傾と、コブ裏の強い落下にスライドを起こす為のウエイトシフトでした。

縦スライドはある程度整っても、切り替えしから荷重回旋が出来ないとコブ裏で荷重が間に合わなくなります。

スキーを降り出し向き変える、回旋してから荷重のミスケースがありました。

これを改善するには、まずはリードチェンジが良いと思います。
スキーの前後を入れ替え、スキーの方向転換をする前に、自分の下で荷重された足が作ることができます。

荷重された足で傾斜の変わり目を乗り越えながら、下りながら横スライドにしてもその間に、縦スライドの時間が生まれているはずです。

また、縦スライドからのステップアップでコブの奥行きを乗り上げる練習もしました。

コブ裏のスライドブレーキの不足分は、コブに乗り上げることで補う。
壁の肩付近に溜まったモサモサ雪を、ズババババーンでしたね。

スライドだけではズババ。ですね。
ズババババーンまで時間があると思えば、少し間合いがとれ余裕が生まれますよ。

今日は雨、ガス、形の見えにくいコブでしたが、頑張って頂きました。ありがとうございます。

動画のコブ滑走では、コブ裏の斜面に沿った縦スライドが出来ていたと思いますよ。
でも、スライドからコブにぶつかった時の姿勢に安定感がまだ足りないです。

コブ裏停止をたくさん練習する必要があります。

このコブ裏停止の足場が、正確で無いと全てが上手くいきません。

僕も含めて今日一緒した皆様で肝に銘じておきましょう!

また、一緒に練習して下さい。次回もお楽しみに。

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松谷伸朗

コブをゆっくり愉しく上達専門のインストラクターです。コブを滑るのも、初めてスキーするときと同じ、基本的なことを正確に精度を上げていくのが重要と思います。受講される皆様の気持ちに寄り添ったレッスン、滑りの考え方をちょっと変化させるレッスンをさせていただきます。お気軽にお声がけください。

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