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整地のターン弧のイメージを春コブにオーバラップさせると上手くいかないケースもありますよ。2025/4/14白馬五竜コブレッスンレポート

2025/4/14
中級1
テーマ ウォールスライド
担当 松谷

今日は濃いガスの中でしたので、いきなりコブ斜面からコブをひとつずつ、今までにないコブの感触からレッスンを始めました。

コブの中で1つずつ!

ウォールスライドのイメージはバンクターンの様に右壁は左へ、左壁は右へ滑るイメージかもしれません。

でも、春のコブの左右の壁が高くそびえ立つようなコブで、右壁は左ターン!左壁は右ターン!と思い込んでいたら振り子のように振られ過ぎてコースアウトしてしまいます。

整地のターン弧のイメージを春のコブにオーバラップさせると上手くいかないケースもありますよ。

単純にコブの地形を利用するという発想が春コブには必要です。

今日はウォールの向こう側へ素早く回り込む意識で、ウォールの流れに流されすぎない事をお伝えいたしました。

右ウォールに足が到達した瞬間に、時計回りに回り込みたい!
左ウォールに足が到達した瞬間に、反時計回りに回り込みたい!

ズルドンからコブ裏停止と要領は同じなんですが、ドンがウォールだとちょとイメージ違いますよね。
ドンをどうんうぉーる! ドウォーる!ちょと無理あるぅ?(笑)

つまり、乗り上げてからの回り込み!にしたいです。

今日は斜面下に見るウォールに回り込みをするのは難しいので、横から眺めてウォールの裏に回り込もうとする練習をしました。

右谷脚の斜滑降の先にある膨らみの向こうを回り込もうと思えば、それは右コブです。
右谷脚の斜滑降の先にある膨らみの手前を回ろうと思えば、それは左コブですね。同じ膨らみでも両コブの練習が出来るんです。

最初は頭おかしくなりましたね(笑)

まずは、右足で当たるのが右コブ。左足で当たるのが左コブ。と覚えれば大丈夫です。

右ターン、左ターンとか、丸いターン軌跡にコブのラインを当てはめすぎてても、上達や身体のバランス、傾きなど、運動の初動も阻害させられるかもしれませんので、単純に起伏として扱ってみると上達が加速するかもしれません。

▼動画は鷲ヶ岳の自然コブです。自然コブは、ラインコブの様に全てが規則正しく並んでいませんし、ラインコブでいう逆入りや、タイミングがズレた様な入り方が必要な場合もあります。コブの形を〇〇だとあまり思い込み過ぎないほうが将来に生きてくるかもしれませんよ。参考に見て下さいね。

 

今日のコブ滑走は、ギルランデベース!でした。

カービングスキーが主流になって死語になってる気もしますが、シュテムターン同様に、ギルランデも急斜面や難しい斜面を滑る為に必要な滑り方です。

ウォールを単なる起伏と考えれば、ウォールでストップ動作=逆捻りの効いたかっこいい外向傾になるかもですよ。

ウォールで回旋!
ウォールでピボット!
ウォールで停止!

1ウォールずつでいいので絶対に安全を確保して試してみて下さい。

今日はちょと、ワンランクステップアップした滑りなった様に見えましたー。

また、次回もお楽しみに!今日もありがとうございました。

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松谷伸朗

コブをゆっくり愉しく上達専門のインストラクターです。コブを滑るのも、初めてスキーするときと同じ、基本的なことを正確に精度を上げていくのが重要と思います。受講される皆様の気持ちに寄り添ったレッスン、滑りの考え方をちょっと変化させるレッスンをさせていただきます。お気軽にお声がけください。

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