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コブの壁を滑るには足首と股関節が曲がった状態での回旋と、出口までスキーをズラし続けること!2025/4/30白馬五竜コブレッスンレポート

担当:小保内
クラス:中級1
テーマ:ウォールスライド

壁の中でスキーをズラしてコントロールするウォールスライド習得のためのステップを踏ませて頂きました。

◆デラがけ

壁のモサ雪を慣らす事で、雪を押せるポジションと、壁の傾斜を知ることからはじめてみましょう。

◆回旋

膝下、つま先の向きを変えていく作業です。

足首と股関節が曲がった状態での回旋を行うため、

両膝タッチでの回旋

外膝タッチでの回旋

のドリルを行いました。

ターン始動時、ターン後半でも、テールを押し出したり、膝を伸ばす動作(踏ん張るような動作、蹴り出すような動作)が出ないようにするためのドリルです。

足首と股関節の曲げをキープしたままの回旋に慣れていってくださいね。

◆コブの出口までスキーをズラし続ける

コブの中では回旋の速度を調整して(出口を把握し、出口に合わせた回旋)いく必要があります。

スキーがほったらかしになり、ただ進んで行く時間ができると、おそらく皆さんは、踏ん張ったりしてなんとかスキーを止めようとする動作が出てしまいます。

そのために、出口に合わせたゆっくりとした深い回旋を心掛けてくださいね。

◆外脚荷重

上記の動き続ける回旋が身についてきたら、その動きに外脚荷重を加える事で、より制御の効いたズレへと変わってきます。

外膝タッチ

内脚抜重

などで強化していきましょう。

 

壁の中でスキーをズラせばウォールスライドですが、壁の低い位置を使えれば限りなくボトムスライドに近くなります。

そのあたりの使い分けも理解して、どのラインでどちらを使った方が良いのか判断できるようになっていってほしいです。

ただ、今回のパターンではあくまでもバンクスライド的な回しこむスキーの動きを無くさないようにボトムスライドに変化させてみてください。

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小保内祐一

コブが好きすぎて、コブ専門のインストラクターになり25年。年齢や体力関係なく楽しめるのがスキー。画一的ではなく、安全に楽しめて、それぞれが表現したいことをスキーを通じて探していきたいですね。ゲレンデで見かけたらお気軽にお声がけください。角皆優人をスキーと人生の師として仰ぐ。

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