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スキー用語は沢山あるけれど、自分を主語として考えてみると大切な運動が見えてくる!2025/2/20白馬五竜コブレッスンレポート

2025/2/20
初級2
テーマ 脱ズルドン
担当 松谷

今日のテーマは脱ズルドン。

脱ズルドンに限らずどんな滑りでも大事なのはスライドが思うようにできるかがカギになります。

ベースは直滑降からスキーを横に向けて停止動作がしっかりできるかですが、横向きって何度くらいでしょう?

整地の練習では、ゲレンデ下の景色にスキーを真横にしている様に見えますが、このイメージしかないと、少しマズいと思います。
まずは、進行していく方向にスキーを横にする角度をつけると考えてはどうでしょうか?

進行方向に、スキーが横を向く角度は90度がベースとなり、深く回し込みたいと思えば、120度くらいもあるんじゃ無いですかね。
感覚ですが、股関節が締まる様な感触、逆捻り状態の股関節の感触は、僕なりには120度くらいはある様なイメージですよ。

今日はいつもご参加のY様に、いい表現を頂きました。ありがとうございました。

スキーが主語なのか。
自分が主語なのか。

例えば横滑り。これはスキーが主語です。
直滑降からスキーが横向きになってくるのだから、僕はこれを前滑り、前ズラシという感覚で滑ってたりしますよ。

ズルドンを脱却には、滑りの技術を洗練させる事も大事ですが、雪から受ける抵抗、コブの膨らみから受ける抵抗、コブにぶつかる衝撃を受ける抵抗は、自分の斜め前からやってくるイメージも持ってほしいです。

この斜め前は、だいたい30度を基準に出来ると思いますので、30度の外向を股関節で作れることが必要となります。
でも、この外向もスキー軌道が主語ですから、自分が主語なら前え向き、斜め30度前に前傾して、この抵抗と抗う姿勢をとるという事です。

切り替えしは、この抵抗を跳ね返していく作業の様にも思えますし、斜め30度からの抵抗と向か合うイメージは、ズルドン脱脚に必要な縦スライドにも繋がっていきます。

ズルドン脱却とは、ズルドンの運動を身につけることだと思います。
コブの様な地形の場所や、コブの出来始めでメリハリをつけて大きな運動で、動ける安心感でコブを楽しみましょう!

それにしても、ズルドンには、大事なスキー操作や、運動がいっぱい詰まっています。

今日もご参加ありがとうございました。

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松谷伸朗

コブをゆっくり愉しく上達専門のインストラクターです。コブを滑るのも、初めてスキーするときと同じ、基本的なことを正確に精度を上げていくのが重要と思います。受講される皆様の気持ちに寄り添ったレッスン、滑りの考え方をちょっと変化させるレッスンをさせていただきます。お気軽にお声がけください。

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