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ウォールの逆傾斜に立てる姿勢は、転んで起き上がる動作が正確に出来るかと関係がある!2025/4/26白馬五竜コブレッスンレポート

2025/4/26
中級1
テーマ ウォールスライド
担当 松谷

今日は何と言っても脇腹の収縮です。

ターンの切り返しは身体の形を素早く変える事をお伝えしました。

まずはシュテムターンのスキー開き出しを使ってターン前半からの弓なり姿勢を確認しましたね。

収縮と言っても脇腹を上から下に押しつぶすような収縮あると思いますが、今日お伝えしたかったのは、下から押し上げられるイメージの強い収縮です。

下へ押しつぶすような収縮は、収縮しきってしまうと、下へ押しつぶす力の分と同じだけ押し返されるんじゃないかなと思います。

ウォールの逆傾斜に身体が沿うように、形を合わせたいので、腰骨が肩甲骨に近づいて、下から体幹の形が台形なるイメージがいいかなと思います。

そうするほうが、逆傾斜の壁の上の方まで移動し易くなります。脇腹で腰骨と持ち上げ、脚を振り出す感じですかね。

この脇腹の収縮の効いたスライド姿勢は、ウォールを滑る為のものではなく常に意識したいです。

スキーの向きの切り替えより、身体の形の入れ替えの方が大切かなと思います。

また、脇腹の収縮と脇腹の膨張も組み合わせて自分自身の弱点を知ることも大切ですよ。

それから、もう一つ!

ウォールをスライドする時に必要なのはターン軌跡外側に身体の重さ進行させる事も大切です。

▼動画はStop&Goのストックワークで脇腹の収縮と重さの進行方向、重心移動を説明していますので、こちらも参考に見て下さい。

 

いわゆる外向傾やスライドの為の迎え角なのですが、僕は内股関節の外向を強く意識しています。

内脚の股関節の向きや角度で、スキーの回旋スピードを調整しているように思います。

内脚の股関節がハンドルになるイメージですかね。

今日は想像以上に内脚、山脚の股関節は開脚させるんだって事を感じて頂けたのかなと思います。

春コブは時間とともに形状も変わります。形状を見極め、安全策で滑れる様になる事も上達です。

まだまだ僕も課題は山積み出すが、皆さんと一緒に春コブのウォールを楽しめたと思います。

今日の練習ドリルは、
脇腹の収縮!
外膝タッチ!
前傾ツイスト!
ストックゲートドリル!
転んだ姿勢からの起き上がり!

どれも一石二鳥以上の万能ドリルですので、何回もくり返して安全で、かっこいいコブ滑走を目指しましょう!

本日もご参加ありがとうございました!

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松谷伸朗

コブをゆっくり愉しく上達専門のインストラクターです。コブを滑るのも、初めてスキーするときと同じ、基本的なことを正確に精度を上げていくのが重要と思います。受講される皆様の気持ちに寄り添ったレッスン、滑りの考え方をちょっと変化させるレッスンをさせていただきます。お気軽にお声がけください。

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