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コブでの発射を防ぐには、ひらがなの ”し” スライドですよ!2025/12/15白馬五竜コブレッスンレポート

2025/12/15
初級2
テーマ 脱ズルドンCスライド
担当 松谷

今日のご参加はお一人様で、昨年もご参加をいただきましたので、気になるポイントも含めて集中トレーニングをいたしました。

テーマは脱ズルドンCスライドです。
まず、C軌道の前半、中盤、後半からの仕上げ に分けて練習をしました。

ターン中盤の外足荷重の強化では、いろいろなポールドラッグのドリルを用いして練習しました。
ストックを短く持って両ストック引きずりターンをするマックス低姿勢ポジションでのターン。
外手ストックを引ずったり、ターン軌道外側に両ストックを引きずるポールドラッグをやりましたね。

ポールドラッグは、正しい体重移動とターンポジションを教えてくれますので、内倒防止や、外足荷重の強化になります。

ターン前半では、山足トントン。
片足でターンを始める意識や、足の裏に刺激を与えて前後左右のバランス感覚を養うことが出来ます。

特に、山足の位置で小指側を踏みつける動作が、不足している方はとても多いです。
ここを練習すれば、切り替えしも途切れめなく滑りが安定すると思います。

後半から仕上げは、
ジャベリンターンの1ターン切り上げ停止。
ジャベリンターンの1ターン下ずれ停止をしました。

ジャベリンターンの連続より難しいドリルですが、1本足で立つだけでなく、一本足を柔らかく使い抵抗に釣り合う足の習得が可能となります。

コブの中では、外足から谷足の3つの「か」を使いコブづくりをしました。
動画で「切り上げぎゅう~」「ぎゅう~」と言っているのがその部分です。

Cスライドは、ターン軌道を丸くするイメージがあると思いますが、Cのイメージを少し変える必要がありますよ。
Cの字を良く観察すると最後が切れ上がっていますよね。

Cスライドとは、”し” スライドですね。

この”し”スライドが出来ないと、コブで暴走したり、切り替えしでミスをしたり、スタンスがバラけてしまいます。

この最後の仕上げの身体の使い方や、荷重の仕方教えてくれるのが、ハンズオンニーです。
地味な練習ですが、とっても大事な事が詰まったドリルですので、日頃に練習に取り入れて見て下さい。
左右差改善、スライド姿勢改善。今日はハンズニードリルで気になるポイントの改善に効果がありました。

パフパフの雪の中のコブ斜面でしたが、仕上げの”し”に集中して良く出来ていたと思います。

素早いターンや、安定した切り替えしは、この仕上げの”し”の中に隠されていますので、丁寧に素早く仕上げを完了して行きましょう。

今日も楽しかったです。また、遊びにきてください。いつでも待ってます。

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松谷伸朗

コブをゆっくり愉しく上達専門のインストラクターです。コブを滑るのも、初めてスキーするときと同じ、基本的なことを正確に精度を上げていくのが重要と思います。受講される皆様の気持ちに寄り添ったレッスン、滑りの考え方をちょっと変化させるレッスンをさせていただきます。お気軽にお声がけください。

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