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コブの滑りはシンプルに板を振ること、ターンの仕上げポジションを作ること!2025/2/24白馬五竜コブレッスンレポート

2025/2/24
初級2 小林クラス
テーマ:脱ズルドン

今回のレッスンの内容は、

◆土台作り
◆テールを振ってスピードコントロール
◆コブの壁のどこを滑るか

という流れでした。それぞれを確認します。

◆土台作り
整地でもコブでも、だんだんスピードが速くなる、あるいはターンが大きくなり暴走する、コブ滑走では外にはみ出てしまうという経験をしたことがあると思います。それは、ひとつずつのターンを仕上げていないことが原因です。そこで、まずしっかりターンを仕上げる練習をしました。

①直滑降から停止
まず直滑降から停止をすることにより、確実な外脚荷重、しっかりとした角付け、脚のひねりが強化されます。この荷重、角付け、ひねり(回旋)を合わせてエッジングといいます。

それと同時に上半身の前傾姿勢も必要です。ゴーグルのフレームの上部がいつも視界に入るように意識するといいですね。

②板を外して脚で大きなCの字を描く
上半身を前傾させ、両方のストックを斜面の下に刺し、外脚を大きく動かしてアルファベットのCの字を描きました。その際、足が雪面から浮かないこと、上半身と下半身の逆ひねりが出来ていることを確認します。これもターンを確実に仕上げる動きにつながります。

上記①と②により、ターンを確実に仕上げることが出来るようになります。

◆テールを振ってスピードコントロール
次はターンの前半(谷回り)でスピードを落とし、ターンの後半(山回り)は斜滑降または横滑りでコブの出口を通過する練習をしました。

具体的には、ターンの始動で板のテールをターンの外側に思い切り振り出します。そのあとは、ターン仕上げのポジションを作るだけです。

板を大きく振り出すことにより谷回りでスピードが落ちます。また、大きく板を振り出すことによって板の先端が次の目標地点に向きますので、あとはターン仕上げのポジションを作るだけですみます。

板を振る、ターン仕上げのポジションを作る、この繰り返しです。

▼半制動はターンの仕上げのポジションを作るのに直結する練習ドリルです。脱ズルドンには是非、半制動ドリルをおすすめします。

◆コブの壁のどこを滑るのか
さて、板を振って向きを変えると言いましたが、どこに向かって板を振るかが問題です。

まずコブの壁の10合目を狙います。10合目を狙うととてもゆっくりコブを滑ることになります。しかし横移動が大きくスピードも落ちすぎます。
そこで現実的な滑りとしては、スキーの先端が5合目から7合目あたりに向くようにテールを振るのがいいでしょう。

また、コブの壁の高いところから次の壁の高いところを通過するイメージを持つと起伏が少ない場所を通れます。

◆まとめ
以上のような滑りができるようになってスピードに慣れてきたら、狙う場所を7合目から5合目、3合目というふうにしていくといいですね。

今回もレッスンを受講していただきまして、ありがとうございました。

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小林秀人

整地小回り・大回り・そしてコブの滑りを別々に考えるのではなく、一貫性のある練習方法をご紹介したいと考えております。準指導員検定・指導員検定対策のとしても役立つレッスンを行って参ります。お気軽にお声がけください。

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