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コブの壁を愉しむにはターン軌道の外側へはみ出ていく力を生み出すことも大事!2025/4/10白馬五竜コブレッスンレポート

2025/4/10
中級1
テーマ ウォールスライド
担当 松谷

ウォールスライドに限らず、春コブに必須なのは縦スライドです。

スキーを横に向けてコントロールを出来ない春コブはスキーの回旋を遅らせてスキーのトップがコブラインの中に向いてく時間を遅くする必要があります。

整地ではあり得ない動きかもしれませが、右壁は左へ、左壁は右へに流しだす力が、春コブは特に大きくなりますので、自分がコブラインの中心に進めてようとしてしまうと、壁の後半2倍速になり、次のコブに間に合わなくなります。

また、進めようとしていなくても、進んでしまう身体の傾きや形、スキーと身体の位置関係の理解も必要です。

まずは、スキーの前後差!ブーツの前後差!股関節の前後差!構えの前後差!

その前後差の隙間に身体の重さの移動や、身体の進行が出来るスペースを確保してターン軌道の外側へはみ出ていく力を生み出しましょう!

▼動画は Stop&Goのストックワークを使って、中に向かない、中に重さが向かわない動きを違うアプローチで説明していますので、こちらも参考にしてみてくださいね。

 

これ、いわゆる外向傾なのですが、外向傾を作って終わりじゃないですよ、動き続けて前後差を付けつづけて、外向量をキープする事も必要です。

また、この外向傾は前傾にスキーの回旋角度が加わった前傾+外向の外向傾を強く意識したいですね。

もちろん右足から左足に荷重を入れ替え為に外傾という傾きも必要ですが、外傾は必要最低限に留めて、特に後半の壁にぶつかるときは、コブの圧力を前から受ける。下から受ける。お腹や胸で受ける体勢をしっかり取りましょう。

練習ドリルは、めちゃめちゃ前傾して直滑降からの横スライド停止がおすすめです。他にも前傾ツイストや、ハンズオンニーなんかもいいですね。

また、内倒防止には脇腹の収縮ドリルも有効です。左右のウエイトシフトやストックワーク、素早い切り返し。山周りの連続運動にも効果抜群です。

縦スライドと脇腹の収縮で壁の後半に積極的に進行して春コブを愉しみましょう。

今日は裏の急斜面で縦ピボット!

僕は縦ピボットのイメージなのですが、しげさんの変形ピボットも参考にしてください。

後半のウォールに向かう意識。トップから壁に入る意識。少し怖かったかもしれませんが、少し怖いくらいが愉しい!ですね~

今日もご参加ありがとうございました。

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松谷伸朗

コブをゆっくり愉しく上達専門のインストラクターです。コブを滑るのも、初めてスキーするときと同じ、基本的なことを正確に精度を上げていくのが重要と思います。受講される皆様の気持ちに寄り添ったレッスン、滑りの考え方をちょっと変化させるレッスンをさせていただきます。お気軽にお声がけください。

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