身体の下の一本足で滑るのが理想だけど現実は無理。でも意識もゼロだとずっとゼロのままだよ。2025/5/4白馬五竜コブレッスンレポート
2025/5/4
初級2
テーマ 脱ズルドン
担当 松谷
脱ズルドンの様な滑りにする方法はいくつかありますが、脱ズルドンになるかどうかは別として、まずは左右の足に立って(理想は片足一本)滑ることが出来ているのかどうかを疑う必要があります。
片足一本!現実は無理なケースが多いですが、片足一本で立とうする意識をしなければゼロのままですよね。
腰幅の中にある足に立って、傾きを少なくしてターンの始動をする必要があります。
いい練習ドリルはサウザンステップです。
このステップもできるだけトップが上がらないようにステップしながら、ターン中の全て場面で身体の下、足が存在することが出来れば、前後左右上下のバランスが強化され、滑走中の安定が増してきます。
また、少しずつスキーの向きを変えながらステップしていきますので、ピポット操作の導入にも繋がりますよ。
普段の整地のスキーのときでも、サウザンステップで向きを変えるぞ!
その意気込みだけでいいので、切り替えす前の一瞬の 間(ま) をとりたいです。
また、左右のスライド姿勢の精度を上げることも、脱ズルドンには欠かせません。
ハの字からの半制動ドリルで、しっかり強くて万能なスライド足、スライドポジション、スライド股関節を身につけてくださいね。
それと普段、意識が薄いのは内足、山足の使い方ではないかなと思います。
この内足、山足がスキー操作の回旋スピード、回旋の深さのコントロールに関わっていますので、外足、谷足に頼り過ぎないことも必要です。
内足、山足の使い方があるからこそ、外足、谷足の動きがスムーズになり、荷重も強化されていきます。
内足、山足の操作を習得すれば、コブの膨らみに倒されることなく、スキーの方向に身体が流れていくことなく、しっかりとしたストップ姿勢。スライド姿勢が身につきますよ。
内足の操作の練習ドリルは内足をどかすドリル、逆ハの字ピボットなどがありますので、内足強化もしていきましょう!
コブでは、ピボット操作を中心に回旋のスピードと、回旋の量を変えていくをお伝えしました。
ズルドンからの脱却でのミスケースは、スキーの向きを独りよがりに回旋してしまうことにあります。コブの裏の斜面の流れ方向を読み取り、スキーの回旋量もその向きまでに留める様にしましょう。
コブ裏での停止の練習は、将来の縦スライドから、ボトム、ウォールスライドに繋がりますし、習得できれば、滑れるコブ、滑り方のバリエーションが格段に増えますよ。
ズルドンの場面でのピボット操作は、素早く向きを変える為の切り替えしイメージが強ですが、ピボットでターン軌道の終点にスキーの向きを合わすことが出来れば、切り返し操作=ターンですね。
後半は皆さんピボット回旋でスピードをコントロール出来ていたと思います。
簡単なコブを利用して、スキーの向きを変えるスピード、量のコントロール精度をどんどん上げていきましょう!
▼コブの中でサウザンステップをした動画です。回旋強化、ポジション強化になりますので、是非、試してみてください。
本日のご参加ありがとうございました。






























