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コブの深みのカーブには、まずはスローイン!スローアウト!2025/3/15白馬五竜コブレッスンレポート

2025/3/15
中級1クラス
担当:小林秀人
テーマ:ボトムスライド

本日のレッスン内容を振り返ってみます。

①直滑降停止のポジションを利用した横滑り
②雪面にブーツで大きなCの字を描く
③板のテールを大きく振り出して速度制御
④コブの溝で荷重と角付けを強める

という内容を練習しました。それぞれについて復習します。

◆直滑降停止のポジションを利用した横滑り
直滑降から停止をするときには、脚をひねり(回旋)、外スキーに体重を載せ(荷重)、エッジを立てて(角付け)止まります。

適切な前傾姿勢と外傾姿勢(くの字姿勢)が出来ていると、ピタッと止まることができます。

その前傾姿勢と外傾姿勢を維持しながら横滑りをすると、ターンの後半のポジションになります。

◆雪面にブーツで大きなCの字を描く
この動きは、上半身の前傾、脚のひねりこみ(逆ひねり)のイメージ作りに役立ちます。これができると、ターンを深く仕上げることができます。結果的にスピードをコントロールしやすくなりますし、ターン仕上げのポジションも安定します。

板を履かないので、室内でもできます。ぜひおうちでも試してみてください。

◆板のテールを大きく振り出して速度制御
ターンの仕上げの部分(ターンの後半)だけでスピードを落とすのは、車の運転に例えるなら、下り坂のカーブを曲がり始めてからブレーキをかけるようなものです。

それでもカーブを曲がることはできますが、カーブの手前でしっかりブレーキをかけてスピードを落としておけば、よりスムーズに安心して曲がることができます。

それと同じことがスキーでも言えます。ターンを始めるときに、板のテールを思い切り外側に振ります。そうするとテールが雪面を削るので、ターンの前半からスピードを落とすことができます。

そして余裕をもってターンの後半を滑ることができます。なお、ターンの後半を横滑りすれば、さらにスピードを落とすことができます。

◆コブの溝で荷重と角付けを強める
今回のレッスンでは、コブ斜面の制約上、ボトムスライドの練習はあまりできませんでした。

そんな条件の中でお伝えしたのは、コブの溝に入ってしまった場合でも、さらに外向傾姿勢(くの字姿勢)と角付けを強めると、よりターンを深く仕上げてスピードをコントロールしやすくなる、ということです。

コブの溝が浅く壁が低い場合には、ターンの仕上げで荷重を強めながら横滑りをすると、壁に乗り上げる感覚を得られます。そうすると、そこでも減速することができます。

◆まとめ
コブを滑るときに、自分の意思でスピードをコントロールすることができれば恐怖心がなくなるはずです。

そして、その方法として
•ターン前半でブレーキをかける(板を振る)
•ターン後半もブレーキをかける(横滑り)
•あるいは脚を回し込んで深回りする

また、決められた距離を出来るだけ細かくて深い小回りをする練習もしました。

このような内容でレッスンを進めました。ぜひ皆様の練習に取り入れてみてください。今回もレッスンに参加していただきまして、ありがとうございました。

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小林秀人

整地小回り・大回り・そしてコブの滑りを別々に考えるのではなく、一貫性のある練習方法をご紹介したいと考えております。準指導員検定・指導員検定対策のとしても役立つレッスンを行って参ります。お気軽にお声がけください。

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