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腕振りターンで荷重、抜重、ターンの仕上げ、切り換えのタイミングをつかむ!2025/3/29白馬五竜コブレッスンレポート

2025/3/29
初級2 小林クラス
テーマ:脱ズルドン

今回のレッスンでは、

◆ピボット操作の確認
◆脚を回し込む動きの確認
◆腕の補助動作を使った滑らかな動きの確認
◆テールを動かしてターン前半でスピードをコントロールする方法

といったことを練習しました。それぞれについて復習します。

①ピボット操作の確認
身体の真下で脚を捻り、板のトップとテールを同時に動かすのが整地やコブの中で小回りをするための基本となります。ズルドンもこの動きを利用したもので、まずはじめにピボット操作を確認しました。

②脚を回し込む動きの確認
じっさいの小回りのターンでは、ターン仕上げのポジションが次のターンを始めるときのベースになります。したがって、ターンをしっかり仕上げることが大切です。

そこで板を外して、両ストックの先端をフォールライン方向に突いて前傾姿勢を作り、上半身をフォールラインに向けたまま脚を大きく回し込み、結果的に外向傾姿勢が出来るイメージトレーニングをしました。

これが、ターン仕上げのポジションであるとともにターン始動のポジションにもなります。

③腕の補助動作を使った滑らかな動きの確認
ところで、ターン仕上げのポジションを作るときに、動きが止まってしまうことがあります。そうすると、ターン中のリズミカルな動きが出来なくなります。

そこで大きく滑らかに動くきっかけとして、足首、膝、股関節を大きく曲げて伸ばす動きに合わせて腕を前後に大きく振る動きを加えました。

足首、膝、股関節を大きく滑らかに動かすことに慣れてきたら、腕を振る動きは最小限に抑えます。こうすることで、荷重、抜重がスムーズにできたり、ターン仕上げ、切り換え、始動のタイミングがつかみやすくなります。

▼動画は膝と肘の使い方についての内容ですが、身体の関節は全て連動するのが運動だと思います。動かすことの重要性について是非、参考に見てください。

 

④テールを動かしてターン前半でスピードをコントロールする方法
整地、コブともに、小回り(大回りも同様)をするときに、ターンの前半(谷回り)で板のテールを外側に振ることにより、ブレーキをかけることができます。

そうすると、ターンの後半は余裕をもって斜滑降あるいは横滑りのイメージで滑ることができます。

コブの中でスピードを制御するのが難しいばあいには、ターンの前半でスピードを落とすことを意識すると、コブの滑りのイメージが変わるかもしれません。

◆まとめ
今回練習したことを反復練習すると、みなさんの滑りが変わるきっかけになると思います。ぜひ試してみてください。

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小林秀人

整地小回り・大回り・そしてコブの滑りを別々に考えるのではなく、一貫性のある練習方法をご紹介したいと考えております。準指導員検定・指導員検定対策のとしても役立つレッスンを行って参ります。お気軽にお声がけください。

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