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ターン仕上げの斜滑降と横滑りの使い分けがコブ裏の捉えを決める!2025/2/23白馬五竜コブレッスンレポート

2022/2/23
中級1クラス
担当:小林秀人
テーマ:コブの裏をとらえる

①ターンを確実に仕上げる
まずはじめにターンを仕上げる練習をしました。整地もコブも土台作りが大切です。そしてその土台がターンを仕上げることなのです。

直滑降から停止をしたときに外傾姿勢が現れます。くの字姿勢ともいいます。またゴーグルのフレーム上部がしっかり視界に入るくらいの前傾姿勢をとります。

この外傾姿勢と前傾姿勢が、コブだけでなく整地を滑る場合にも必要です。

②斜滑降から1ターン
続いて斜滑降からスタートし1ターンだけします。ここでのポイントは、スキー板のトップが斜面の斜め上に向くまで、しっかり板を回し込むことです。

前傾姿勢と外傾姿勢(外脚荷重)が確実に出来ると、板を回し込んでトップを斜め上に向けることができます。前傾姿勢と外傾姿勢が足りないと、板のトップは上に向いてくれません。

自分が前傾姿勢を維持し、外スキーにしっかり荷重できているかどうかを自己判断するのにちょうどいい練習になります。

③テールジャンプ
上記①と②でターンを確実に仕上げることができたら、次はターンを始動します。

身体を積極的につぎのターンのいちばん外側に運ぶ(重心を移動する)のと同時に、スキー板のトップから雪面に触れるのが理想です。

その両者を同時に行うのがテールジャンプです。ターン仕上げの局面でしっかり外傾姿勢と前傾姿勢ができると、テールを持ち上げてジャンプをしやすくなります。それがターンの始動につながります。

そうすると、スキーのトップがコブの裏をとらえて、コブの中でも谷回りを見せることができます。

なお、じっさいの滑りではテールジャンプをすると大げさな動きになってしまいますので、少しテールを持ち上げてターンを始めるくらいがちょうどいいあんばいになります。

④ターン仕上げで横滑りまたは斜滑降
なお、コブの中でターンを仕上げるときにスピードを落としきれない場合には、横滑りをすると減速することができます。

ターン仕上げでスピードが十分に落ちている場合には、斜滑降でつぎのターンを始めると動きがスムーズにつながります。

⑤最後に
コブの裏をとらえるというのはレベルの高い内容です。しかし、基本的なことを反復練習すると、だんだん理想の形に近づいてきます。

今回練習した内容を復習してレベルアップしていってください。本日はレッスンを受講していただきまして、ありがとうございました。

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小林秀人

整地小回り・大回り・そしてコブの滑りを別々に考えるのではなく、一貫性のある練習方法をご紹介したいと考えております。準指導員検定・指導員検定対策のとしても役立つレッスンを行って参ります。お気軽にお声がけください。

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