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コブの中で弧を描くようなCスライド。そもそもターンと思わない事が重要です。 スキーの軌道や軌跡と運動は同じでは無いのです。2026/4/26白馬五竜コブレッスンレポート

2026/4/26
初級2
テーマ 脱ズルドン Cスライド
担当 松谷

Cスライドで気をつけたいのは、ターン弧のイメージが強すぎて、切り替えしからターン前半の局面で丸みを意識しすぎることで、外スキーより頭がスキー軌道の内側に入ってしまうことです。この初動でコブに入れば、コブの出口に向かう局面で加速しすぎて、コブの傾斜がきつくなると2倍速、3倍速になってしまいコースアウトをしてしまいます。

また、軌道の内側に傾くことで、コブに足を出してしまう姿勢になり、バンク部やボトムで一本足に立てず内側に倒されてします。その結界、素早い切り替えしが始められず、身体でスキーを無理やり動かそうとするため、延々に回転運動が続いてしまいます。

そもそも、ターンと思わない事が重要です。
スキーの軌道や軌跡と運動は同じでは無いのです。

ベースは直滑降からスライド停止です。丸くするイメージは直滑降からスライド停止の後半に、丸くしたいだけやっても大丈夫です。むしろやってく下さい!

Cスライドの前半づくりは、片足直滑降をやりました。
スキーを直滑降に向けことではなく、上半身が直滑降姿勢で落下を始めること重視して下さい。自分の足、足裏の回転、つま先をで方向づけを直滑降方向に動かし始める意識で十分です。

片足で立つバランスや、スキーの向きをかえるとき足が突っ張ったままになり易いです。硬い外足、谷足はコブの後半でエラーが多く発生します。切り替えしで立ったら股関節抜重の意識で、外足、谷足が短いイメージで滑ってみましょう。
片足立ちの荷重が遠赤外線のように!自分の重さを雪面に染み込ませているような足のバランス、使い方を習得しましょう。

片足直滑降の初動も、山足ピボット、ジャベリンの谷足への潜り込まし、リードチェンジが含まれていますし、踏み変え操作、荷重回旋、内足抜重、逆ハの字ピボットも含まれています。

練習ドリルは基本的なスキー操作を習得するためにありますので、すべてが関連しています。
これは、あのドリルと似ているな。と思うことが出来れば操作や動作が自分のものになりつつある証拠だと思います。

▲ハの字で半制動に、ジャベリンの動作、山足ピボット、ウエイトシフト、リードチェンジ、ハンズオン二ー、外手プッシュ、指差し確認、脇腹の収縮などなど組み合わせることが出来ますので、上達に欠かせないドリルだと思います。

 

もうひとつCスライドの前半づくりで、小さなプロペラをやりました。
スキーの進行方向に対して、瞬間的にスキーの方向を置き換える事ができれば、外足、谷足荷重が強くなります。また、足首の緊張や、自分の力ではない荷重の習得が可能です。

小さなプロペラでも、三日月型のCスライド跡が残りましたね。

切り替えしで傾かなくなったら、後半の仕上げの練習です。
小さなプロペラで出来たスライド跡の三日月を、釣り鐘型が少しカーブした跡が残るように、回旋停止のスライドで跡をつけてみましょう。

スライド幅がだんだん大きくなるスライド跡ですね。スライドを跡は運動や操作の証拠になりますのでセルフチェックが可能です。

また回旋スライド停止にテール荷重、テール荷重という初歩の縦の回旋を加えると回旋停止の姿勢がすごく良くなりましたね。平面的な横回旋だけでは、春の立体的なコブは手強いものになりますので、2つの方向の力や、運動を意識することも必要となります。

コブでは、スライド幅がだんだん大きくなる。“し”スライドの意識をして滑りました。
前半部分で回旋をやりきってしまうミスが多かったですね。回旋の量や、回旋スピードは余力を残し、少し足らないくらいで丁度良いです。

コブにぶつかった後に、回旋MAX。
この回旋MAXは、仕上げのスピードコントロールをすることはもちろんですが、コブから受ける力に負けない安定した姿勢、足場、そして何よりも、切り替えしから次のターンの前半を自動化するひねり開放を生み出すもので、最後の回旋MAXはとても重要です。

ターンを仕上げすぎると、次に遅れるのでは?そんなことはありません。
仕上げきれば「既にターンの前半は終わっている」でしたね。

 

CスライドからJスライドへ、壁の8合目を狙って滑りました。
どうしても、壁に入りきれない、壁の手前で傾いてしまう場合は、スキートップが壁に触れるくらいまで、壁の入口を見ていても低速なら構いません。

目線をジグサグにすることで、壁の高い位置に少し入れる様になりましたね。初歩Cスライドはバンクターンと考えてもいいですが、春コブは壁がせり上がり、前半が使いにくいコブも多くありますので、壁の中盤から後半の登り斜面で、コブから、減速をもらう、回旋を手伝ってもらう、切り替えしの足場をもらうなど、コブの中にある登り斜面を使えれば、余裕が生まれてもっと愉しいコブ滑走になります。

最後はコブの高い位置でハンズオンニー、すこしダイレクトスライドへの道が見えたかな?
少し難しかったかも知れませんが、来シーズンへの課題、足の感覚が残れば嬉しいな。

今シーズン白馬五竜のコブレッスンのご参加下さいましてありがとうございました。
また、来年もよろしくお願いします。

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松谷伸朗

コブをゆっくり愉しく上達専門のインストラクターです。コブを滑るのも、初めてスキーするときと同じ、基本的なことを正確に精度を上げていくのが重要と思います。受講される皆様の気持ちに寄り添ったレッスン、滑りの考え方をちょっと変化させるレッスンをさせていただきます。お気軽にお声がけください。

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